【決算発表企業を占う】キヤノン、日本電気硝子など

2013年7月25日 08:04

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記事提供元:フィスコ


*08:04JST 【決算発表企業を占う】キヤノン、日本電気硝子など

■キヤノン<7751>

上半期営業利益実績:1531億2700万円
市場コンセンサス:1500-1550億円

上半期実績は市場コンセンサス線上での着地。想定どおり、4-6月期は1-3月期比較で大幅増益となっている。ただ、通期予想は4500億円から3800億円に下方修正、アナリストコンセンサスでは、通期は会社計画比で僅かながらも上振れが見込まれていただけに、ネガティブなインパクトが強まりそうだ。会社側では、第3四半期以降の為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=125円と想定、第1四半期時点からは変更なし。事前の期待感は高まっていなかったものの、円安効果に対する期待感低下から、株価はネガティブな反応を強めるとみられる。

■日立化成<4217>

第1四半期営業利益実績:75億300万円
市場コンセンサス:65億-68億円

第1四半期業績は、売上高が1191億9900万円(前年同期比+1.0%)、営業利益が75億300万円(同+10.6%)で着地。スマートフォンやタブレット向けの売上拡大や円安などが寄与。なお、為替差益や東京電力<9501>からの補償金を特別利益に計上したことから、上半期、通期の経常利益、純利益予想を上方修正。25日線がサポートとして意識されるなか、第1四半期のコンセンサス上振れ決算はポジティブ視されよう。

■日本電気硝子<5214>

第1四半期営業利益実績:33億5900万円
市場コンセンサス:24億-26億円

第1四半期業績は、売上高が620億300万円(前年同期比-17.2%)、営業利益が33億5900万円(同-56.9%)で着地。液晶ディスプレイ用基板ガラスの販売が想定を上回ったこと、生産性の改善などが寄与。営業利益はコンセンサスの24億-26億円を大幅に上回っており、ひとまず決算評価の買いが優勢になる可能性。保ち合い上放れの展開に期待へ。

■日本航空電子工業<6807>

第1四半期営業利益実績:20億9300円
市場コンセンサス:19億5000万円

第1四半期業績は、売上高が326億2700万円(前年同期比+19.2%)、営業利益が20億9300万円(同+34.4%)で着地。スマートフォンやタブレット向け需要の拡大が引き続き業績を牽引する格好に。第1四半期営業利益はコンセンサスをやや上回る格好だが、アップルの株高も支援材料に、堅調な株価推移を予想。

■日立ハイテク<8036>

第1四半期営業利益実績:1400万円
市場コンセンサス:20億-24億円

第1四半期業績は、売上高が1315億400万円(前年同期比-13.7%)、営業利益が1400万円(同-99.9%)で着地。電子デバイスシステムはパソコン需要の低迷などで米国市場が減速、自動組立システムはリチウムイオンバッテリー装置への投資低迷でさえず、大幅な減収減益で着地。悪材料出尽くしとなる銘柄も散見されているものの、コンセンサスを大幅に下回る決算内容は嫌気される公算。《KO》

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