注目銘柄ダイジェスト(前場):東京電力、東京エレク、ダイキンなど

2013年7月22日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東京電力、東京エレク、ダイキンなど

東京電力<9501>:697円(前週末比-29円)
伸び悩む展開。参院選での政権与党圧勝を受けて、今後の原発再稼働に対する期待感は高まる方向となるが、想定通りの流れでもあるため、短期的な材料出尽し感などが先行する展開とみられる。同社のほか、電力株は総じて売りが先行する格好になっている。

東京エレクトロン<8035>:4665円(同-125円)
さえない。4-6月期の営業損益が90億円前後の赤字になったもようとの観測報道が伝わっている。市場コンセンサスは50億円程度の赤字であり、やや下回る水準とはなっているようだ。足元では受注が回復、今後も本格化する見通しのため、通期予想は据え置きの公算とされているが、市場予想は会社計画を上回る水準のため、足元での収益水準の低下を嫌気する動きが優勢に。

ダイキン<6367>:4420円(同-160円)
さえない動き。気象庁が発表した1ヶ月(7月20日から8月19日)予報では、北日本、東・西日本では期間の前半は例年に比べ晴れの日が少ないとされている。また、特に注意する事項として北日本太平洋側では、期間の前半は気温がかなり低くなる可能性などともされている。猛暑への期待感が先行していただけに、失望感が先行する流れにもなっているようだ。

日本ペイント<4612>:1319円(同+83円)
買い優勢。先週末に業績予想の上方修正を発表している。営業利益を上半期が130億円から160億円へ、通期が270億円から300億円に増額修正へ。国内での売上好調、原価低減活動の奏効などが背景となっているようだ。メリルリンチ(ML)では、上方修正幅は想定以上でポジティブサプライズとの評価。目標株価は1300円から1500円に引き上げている。

東京製鐵<5423>:478円(同+8円)
買い先行。先週末に第1四半期の決算を発表、営業損益は6.1億円の黒字となった。前年同期比では67億円超の収益改善となっている。第1四半期の市場コンセンサスは赤字であったほか、会社側の上半期計画は収支トントンであることから、想定以上の収益改善との評価になっている。第1四半期営業損益は8期ぶりの黒字転換、通期でも5期ぶりの黒字転換の確度が高まってきたとの見方。

レンゴー<3941>:517円(同-26円)
大幅安で下落率トップ。三菱UFJでは紙パセクターの投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、需給面での懸念と業界慣行の変化から、更なる値上げにおいて過度な期待はできないと判断している。とりわけ、段ボールに関しては、今期はスプレッド悪化で減益幅が更に拡大することをマーケットではまだ織り込んでいないとし、段ボール事業の比率が高い同社は「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げへ。

ダイエー<8263>:349円(同+6円)
反発。公取委では、イオン<8267>による同社のTOBを承認すると発表、イオンは7月中にもTOBを開始する見通しと伝わっている。イオン主導による業績再建の進展期待が改めて高まる状況のようだ。なお、イオンでは3月27日にTOB実施を発表しているが、TOB価格は270円とされている。

UBIC<2158>:4100円(同+385円)
買い先行。自動車部品を中心に、日本企業を対象とした国際カルテルの摘発が続いていると報じられたことが材料視されているようだ。海外展開する日本企業はルール順守へ早急な対応を迫られていると。同社については、eディスカバリ(国際訴訟支援サービス)事業を展開しており、ビジネスチャンスの拡大に期待感が先行へ。

ワイヤレスG<9419>:5730円(同+450円)
大幅反発。8月末をもって、1:2の株式分割を実施すると発表したことが材料視されている。株式の流動性向上が期待されるほか、最低投資金額の引き下げに伴う投資家層の広がりに期待感が高まっている。また、同時に、期末配当において1株につき10円の創立10周年記念配当を実施すると発表したことも支援材料に。

ラクオリア創薬<4579>:1064円(同+45円)
買い優勢。米イーライリリーと鎮痛薬の共同研究期間の再延長を発表したことが材料視されている。2010年に締結した、新しい鎮痛薬の創出を目指した特定のイオンチャネルについての「ライセンスオプション権付き共同研究契約」に関して、共同研究期間を再延長すると。期間延長に伴い、イーライリリーから一時金を受領するほか、両社は継続して鎮痛薬の開発候補化合物の創出を目指すようだ。

コスモ・バイオ<3386>:3170円(同-180円)
大幅反落。上期の営業利益を3.3億円から2.5億円へ、通期見通しを5.5億円から2.5億円へとそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。最近のバイオ研究関連の試薬、機器市場は、全体として弱い動向が続いているようだ。また、同社の取り扱う商品は海外からの輸入品が大半を占めており、為替の変動が業績に影響を与えると。

クルーズ<2138>:402500円(同+47000円)
大幅反発。目立った材料はないが、直近で物色の圏外に置かれていたゲーム関連については好決算期待銘柄も多く、先回りの動きもあるようだ。同社については、第1四半期売上高が前年同期比2.4倍の53.0億円、営業利益が同4.0倍の14.0億円と大幅な増収増益が計画されている。《KO》

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