【株式評論家の視点】オークファンは成長性評価の余地が大きい、株式分割も支援材料に

2013年7月19日 09:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  オークファン <3674> (東マ)が急出直りに転じてきた。7月17日に9月30日現在の株主を対象に1対5の株式分割を実施すると発表したことが手掛かり。投資金額が5分の1に低下することから、株式流動性が向上し、投資家層の拡大につながるとの期待が高まっている。

  同社は4月25日に新規上場されたばかり。当日は買い物が殺到し値が付かず、翌日26日に2600円の公開価格に対し、1万480円で生まれた。公開価格の4.0倍の人気ぶりで、6月3日には3万2350円まで買い進まれた。その後、調整場面に入っていたが、6月27日の6990円で底を入れ出直りに転じてきたところ。

  同社はインターネットオークションやネット通販に出品されている商品の価格情報を検索し、比較や分析ができる価格情報比較サイト「aucfan.com(オークファン)」を運営する。ヤフー <4689> や楽天 <4755> (JQS)など、競売サイト・通販サイト運営会社から承諾を得て商品の落札・売買価格情報を蓄積、それらデータを統合・解析し、自社サイト「オークファン」で相場情報として提供している。

  従って同社は電子商取引と取引のビッグデータ公開の二本柱経営。利用者は、買い手として落札、及び売買相場を無料で調べることができるが、有料の月額498円の「オークファンプレミアム」の会員になると過去3年間の落札データの検索機能などが利用できる。2013年3月末時点での一般会員数は29万7000人(前9月期末は24万5000人)に増加した。会員基盤の拡大に伴って、有料サービス利用者数(有料会員数)も3万1000万人(同2万9000人)を超え、収益の押し上げ要因になっている。

  今2013年9月期は、売上高7億1600万円と前期比15.7%増、営業利益も2億9900万円と同48.8%の大幅増益が見込まれている。電子商取引の拡大はそのまま同社の成長につながることになる。成長力については、なお評価余地は大きい。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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