注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱自動車、NEC、シャープなど

2013年7月17日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱自動車、NEC、シャープなど

三菱自動車<7211>:162円(前日比+18円)
急伸。今期の復配が10円超になるとの観測報道が材料視される展開。年間配当額は配当性向で見て30-40%になるとみられ、今期見通しを前提にすると150-200億円が配当に充てられるもよう。優先株の処理状況によって配当額は変わるが、買入消却などで普通株の増加がなければ、25-33円程度の配当とも試算されている。なお、8月1日付けで10株を1株に併合する予定となっている。

NEC<6701>:242円(同+11円)
買い優勢。中国レノボとの携帯電話事業の統合を見送り、スマホ事業から撤退すると報じられている。出資比率などで条件が折り合わなかったもよう。今後の特損発生の可能性などはあるが、半導体やパソコンに続く構造改革の進展として、前向きに捉える動きが先行しているようだ。

シャープ<6753>:438円(同+11円)
しっかり。前日にはJPモルガン(JPM)が、投資判断「オーバーウェイト」継続で目標株価を550円から570円に引き上げていた。バランスシートリスクは株価にすでに織り込み済みのなか、アップルのiPad受注ならびTV受注において、シェア拡大が軌道に乗ってきていることを評価と。業績は市場予想に対して上振れ余地があると考えているもよう。

東京エレク<8035>:4930円(同-150円)
売り先行の展開。米インテルの決算発表を控えて、ハイテク株の一角には警戒感も先行する状況と見られる。インテルは第1四半期決算時に設備投資計画を下方修正しているが、第2四半期も再度の下方修正が見込まれているもよう。下振れはある程度織り込まれている印象だが、買い手控えムードにつながる形へ。アドバンテスト<6857>などもさえない動きとなっている。

第一三共<4568>:1710円(同-34円)
さえない。野村では投資判断を「ニュートラル」から「リデュース」に格下げ、目標株価も1550円から1350円に引き下げている。主力薬剤である降圧薬olmesartanの販売低調を映して、業績予想を下方修正している。来期営業利益は913億円、今期予想比16%の減益を予想。抗血栓薬の世界申請を前に、ネガティブニュースが先行すると指摘している。

日機装<6376>:1295円(同-51円)
さえない。CB150億円の発行を発表、つなぎ売りなどの需給懸念、将来的な希薄化懸念などが先行する状況とみられる。転換価格は1615円に決定しており、アップ率は20%、発行済み株式数に占める潜在株式数の比率は12%になる。調達資金の使途はオランダ社の株式取得資金となっているようだ。

古野電<6814>:744円(同-86円)
急落。同社が前日に発表した第1四半期の決算内容が嫌気されている。営業損益は4.2億円の赤字となり、上半期営業利益は従来予想の12億円から4億円に下方修正している。商船市場向けの売上減少、医療機器の販売低調などが業績下振れの背景に。なお、船用事業、産業用事業ともに今後の需要増加が期待できるとして、通期業績は従来予想を変更していない。

内田洋行<8057>:283円(同-16円)
下げ目立つ。本日が7月決算末の権利落ち日となっている。配当利回りは3.5%超と高水準、かつ、年1回配当企業であり、権利落ちの影響が大きくなっている。PBR水準も0.5倍と株価の割安感は強いが、第3四半期決算時には通期予想を下方修正しているなど業績面への警戒感は強く、権利落ちによる手仕舞い売りの動きは早まりやすいようだ。

アールテック<4573>:2485円(同+145円)
大幅高。上期の営業利益見通しを4.4億円から6.5億円へ、通期見通しを9.7億円から12.9億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。受託製造を行っている北米向けの「AMITIZAカプセル」について、米スキャンポ社と販売提携先の武田<4502>との契約に基づく納入価格の変更の結果、売上高が期初計画を上回る見込み。四季報予想の通期営業利益は11.0億円が見込まれており、想定以上の上方修正を評価へ。

ヴィレッジV<2769>:149000円(同-37800円)
大幅反落。前期最終損益は38.3億円の赤字となり、従来予想であった12.3億円の黒字を大きく下回ったことが嫌気されている。商品在庫の評価基準を見直し、棚卸資産の評価損として46億円の特別損失を計上することが背景。今期営業利益は前期比4.4%増の26.4億円が計画されているが、四季報予想では27億円が見込まれており、想定線の内容と捉えられる格好に。なお、いちよしでは投資判断を「A」から「B」へと引き下げへ。

ブレインP<3655>:1954円(同+286円)
大幅続伸。「ビッグデータ」ビジネスで専門家不足が顕在化する中で、同社と大学共同利用機関法人、情報・システム研究機構の統計数理研究所が協力し、人材不足解消の取り組みを始めると報じられたことが材料視されている。14年3月までに必要なスキルや能力を明文化し、16年4月以降、認定制度も開始するもようで、ビッグデータ関連としてあらためて関心が高まっている。

ファンコミ<2461>:3310円(同-200円)
売り優勢。上期の営業利益を13.1億円から16.8億円へ、通期見通しを29.0億円から34.1億円へとそれぞれ上方修正した。パソコン向けアフィリエイト広告サービス、スマホ向け広告配信サービスが順調に推移していることが背景。ただし、事前の観測報道でも、上期の収益の上振れ、通期の業績予想を上方修正する公算が大きいと伝わっており、目先の材料出尽くし感が意識される格好に。

ADWAYS<2489>:380000円(同+100000円)
連日でストップ高。LINE社との基本契約に基づき、「LINEフリーコイン」の販売を開始したと発表したことが材料視されている。「LINEフリーコイン」は、LINEが選定した特定のアプリをインストールすると、LINE内の仮想通貨である「LINEコイン」が獲得できる。また、今回の提携により、同社のスマホアプリ向け広告サービス「AppDriver」に広告出稿を行うアプリデベロッパーは、「LINEフリーコイン」へ出稿することが可能になると。《KO》

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