関連記事
【編集長の視点】古野電気は続急落、業績下方修正の冷や水を浴び旧大証1部単独上場銘柄は高安マチマチ
<マーケットトーク>
古野電気 <6814> は、寄り付きの売り気配から107円安の723円と売られ続急落している。前日16日大引け後に7月16日の東京証券取引所と大阪証券取引所の第1部の現物市場統合後に旧大証1部単独上場銘柄として初めて決算を発表したが、今2月期第1四半期(1Q)業績とともに、第2四半期(2Q)累計業績を下方修正したことが響き、5月23日につけた年初来高値898円を前に利益確定売りが増勢となっている。
旧大証1部単独上場銘柄は、統合前の7月12日に今2月期1Q決算を発表した近鉄百貨店 <8244> が、続伸業績評価も上乗せとなって前日16日に年初来高値349円と買われて、きょう17日も、3円高の341円と4営業日続伸し、王将フードサービス <9936> が、115円高の3270円と4営業日続伸して連日の年初来高値更新となっているが、同じく前日に需給好転思惑で年初来高値を更新、東証第1部上昇率ランキングの第1位と買われた錢高組 <1811> は、7円安の204円と4営業日ぶりに反落するなど、高安マチマチとなっている。
古野電気の2Q累計業績は、期初予想より売り上げを10億円、経常利益を5億円、純利益を7億円それぞれ引き下げ、純利益は、4億円(前年同期比56%減)と続落する。1Q業績が、舶用事業で国内の漁業市場向けの売り上げは増加したものの、商船市場向けの売り上げが伸び悩み、産業用事業も、大中型生化学分析装置などが減少して、前年同期比3%減収、98%経常減益と続落し、純利益が、4億700万円の赤字(前年同期は5200万円の黒字)と落ち込んだことを踏まえて下方修正した。2月通期業績は、舶用事業、産業用事業とも今後、需要増加が期待できるとして期初予想を変更せず、通期純利益は、20億円(前期比27%増)と続伸を見込み、配当も、年間8円(前期実績7円)へ連続増配を予定している。
株価は、韓国子会社の設立に前期業績の上方修正・期末配当の増配、さらに今期業績の続伸・連続増配予想と好材料が続いて年初来高値まで7割高、全般相場急落にツレ安して625円まで調整したが、東証・大証統合を先取りしてほぼ全値戻しを達成した。通期予想ベースではPERは12倍台、PBRは0.7倍と割安で、8月末の東証株価指数(TOPIX)算入開始による需給好転思惑も底流するが、強弱感の綱引きは長引きそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【株式評論家の視点】アーバネットコーポコーポレーションは配当を増額修正で株価に好業績見直し強まる(2013/07/13)
・【飛び乗り飛び降りコーナー】五洋建設は出遅れ、ファンドが取得の動きも(2013/07/12)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
