【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオンは3日続伸、公募増資発表織込む、最上位クラス「リオネットマジェス」シリーズ好調

2013年7月12日 08:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  補聴器首位のリオン <6823> の株価は公募増資発表を嫌気した売りが一巡して反発している。11日(木)は32円高の1042円と3日続伸している。

  医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開している。今期の連結業績見通しは売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。

  医療機器事業では医用検査機器の買い替え需要が一巡するが、主力の補聴器で最上位クラス「リオネットマジェス」シリーズの好調が続き、13年2月発売の中価格帯「リオネットプレシア」シリーズも寄与する。環境機器事業では公共投資増加に伴って音響・振動計測器の官公庁案件が回復する見込みだ。

  なお7月3日、公募増資・売出による最大11億93百万円の資金調達を発表した。発行済株式数は最大11.7%増加する。調達資金は、水中生物粒子測定装置事業化の一環である「人工透析液汚染監視装置」の研究開発費、および「新型MEMSマイクロフォン」の生産設備増強投資などに充当する。

  株価の動きを見ると、6月7日の安値836円から反発して1100円近辺まで戻していたが、公募増資を嫌気して発表翌日の7月4日に急落し、7月9日には946円まで調整する場面があった。ただし7月10日には一転急反発して1000円台を回復している。嫌気売りが一巡したようだ。

  指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円93銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1147円83銭で算出)は0.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると、75日移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した。また週足チャートで見ても、13週移動平均線近辺で下ヒゲを付ける形となった。今期好業績見通しで指標面に割安感があり、公募増資を嫌気した売りが一巡して強基調の展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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