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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールテック・ウエノは好材料好感しストップ高交え出直る、米FDA、欧州EMAから承認や指定
創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>(JQS)の株価は再動意の構えのようだ。今期(14年3月期)好業績見通しも評価して出直り本格化が期待される。
緑内障・高眼圧症治療レスキュラ点眼薬の製造販売、および米スキャンポ社の便秘症治療薬アミティーザの受託製造が主力で、新薬はドライアイ治療薬やアトピー性皮膚炎治療薬などの開発を進めている。米スキャンポ社はアミティーザの日本と欧州での販売承認取得、米国での追加新薬承認取得、米国でのレスキュラ点眼薬の上市など、販売地域や適応の拡大戦略を推進している。
今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比9.6%増の49億91百万円、営業利益が同23.8%増の9億71百万円、経常利益が同9.4%増の9億74百万円、純利益が同12.7%増の6億33百万円としている。レスキュラ点眼薬の薬価改定の影響一巡、アミティーザの販売好調などで増収増益見込みだ。
なお北米市場でのアミティーザに関して、13年4月に米スキャンポ社がオピオイド誘発性腸機能障害の追加新薬承認を取得しているが、販売開始時期や数量が未定のため予想には織り込んでいない。早期に販売開始になればプラス要因となるだろう。
4月には重症ドライアイに対する遺伝子組み換え人血清アルブミン(開発コードRU-101)点眼液の新薬臨床試験開始申請が米食品医薬品局(FDA)の承認を受け、また5月には米スキャンポ社が欧州医薬品庁(EMA)からウノプロストンの網膜色素変性治療薬としてのオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けたと発表している。
7月1日付で1株を200株に株式分割を実施しており権利修正株価で見ると、6月中旬の1500円~1700円近辺でのモミ合い展開から下放れ、6月27日に1134円まで急落する場面があった。しかし6月27日の安値をボトムとして急反発し、7月3日にはストップ高水準の2065円まで急騰している。流動性向上を好感し、今期好業績も見直されたようだ。
7月3日の終値2065円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS32円83銭で算出)は63倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式200分割を考慮したBPS423円33銭で算出)は5倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線と75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を一気に突破した。強基調に転換した形であり、5月の高値圏へ回帰の展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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