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三井物産、チェコの上下水事業に参画 約125億円を投資
三井物産は2日、スペインの水事業会社であるAqualia Gestion Integral del Agua S.A. (以下Aqualia)がチェコ共和国で推進する上下水事業に参画することで同社と合意し、関連諸契約を締結したと発表した。
三井物産は新規に設立した連結子会社Mit Infrastructure Europe Limited(以下MIE)を通じ、チェコで上下水事業を運営するSeveromoravske vodovody a kanalizace Ostrava a.s.(以下SmVaK)の持株会社であるAqualia Czech S.L.の49%持分を取得する。同時にMIEは、主にSmVaKに対して上下水設備に関するエンジニアリング、建設及び水質検査等のサービスを提供するAqualia infraestructuras inzenyring, s.r.o.の49%持分も取得する。なお、取得金額は合計で約125億円となる。
SmVaKはチェコ西部のモラビア・シレジア州において、政府による許認可の下、課金・徴収等の顧客対応を含め、上水供給、下水処理、及び他の水道会社に対するバルク給水といった上下水一貫事業を推進している。また、隣国のポーランドに対しても上水供給サービスを行っており、チェコ第三の都市であるオストラバ市を中心に総給水人口は約130万人に上る。チェコでの上下水事業は1992年に完全民営化されており、SmVaKは全長6,000kmに及ぶ上水・下水管ネットワーク、41ヶ所の上水場、67ヶ所の下水処理場をはじめとする事業資産を保有している。
Aqualiaはサービス人口が約3000万人と世界第3位の水事業会社であり、17ヶ国1,100の自治体に対して生活用水、工業用水、灌漑用水など幅広い用途の水事業を展開している。三井物産とAqualiaは、三井物産のSmVaKへの参画を契機に更なる共同事業を検討していく方針。
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