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三菱重工が東洋製作所にTOB、完全子会社化へ
三菱重工業は30日、東洋製作所の普通株式を公開買付け(TOB)により取得すると発表した。TOBの実施期間は5月31日から7月11日まで。買付け価格は東洋製作所の普通株式1株につき542円。
三菱重工は現在、東洋製作所の普通株式を37.20%所有しており、同社を持分法適用関連会社としているが、今回のTOB実施により同社を完全子会社化することを目指す。
なお、同TOB実施に関連し、三菱重工は東洋製作所の第2位の株主であるニチレイとの間で、その所有する東洋製作所株式の全て(所有割合11.05%)についてTOBに応募する旨の公開買付応募契約を5月30日付で締結している。
東洋製作所は、エンジニアリング事業(低温物流、食品加工、飲料冷却、環境試験、製造工場プロセスおよび特殊空調などの冷熱・環境エンジニアリングシステムの設計、製作、施工ならびに保守サービスを主たる業務とする事業)や、空調事業(空調・冷凍機器の製造・販売ならびに関連会社空調製品および大型冷凍機の仕入・販売、それらの据付試運転および保守サービスを主たる業務とする事業)を展開している。
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