【編集長の視点】モブキャストは続急落も下値は株式分割の権利取りに一考余地

2013年5月16日 10:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  モブキャスト <3664> (東マ)は、185円安の3130円と3日続落している。前日15日にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手のグリー <3632> が、今6月期業績を再下方修正し、減益転換率を悪化させたことで年初来安値まで売られる急落を演じ、同社株もツレ安してストップ安、きょうも売り先行となっているが、モブキャストは、今12月期純利益の連続過去最高更新を予想していることからも下げ過ぎは顕著であり、下値は、今年5月31日割り当てで実施する株式分割の権利取りも一考余地がある。

  同社の今12月期業績は、単独決算ベースで売り上げ70億円(前期比41%増)、経常利益17億円(同52%増)、純利益10億円(同54%増)と大幅続伸・過去最高更新が予想された。

  今年5月には、今年2月に株式交換でモブキャストイーシーを完全子会社化したことで、連結決算を開始し同予想も明らかにしたが、売り上げが80億円に上ぶれたほかは、利益には変更はない。自社運営のモバイルスポーツメディア「mobcast」の機能強化とモバイルソーシャルゲームの開発、運営に取り組み、今年3月にプロ野球選手育成ゲーム「モバプロスカウト」の配信を開始するなど、効率的に会員数の拡大と収益基盤の強化を図り、会員数が300万人を突破、モブキャストイーシーの子会社を通じて韓国でサッカーゲーム「モバサカ」の配信を開始したことなどが寄与する。

  株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げ、同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としており、1株を2株に分割する。

  株価は、ゲーム株人気の波及で大型連休明け後の7日にストップ高し上場来高値4800円まで買い上げられたが、株式分割発表ととともに利益確定売りも交錯してスピード調整場面となり、グリーの急落にツレ安した。5月28日の権利付き最終日を前に、下値は株式分割権利取りの好機となり、下げ過ぎ訂正に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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