【アナリストの眼】東京エレクトロンデバイス株価は上値試す展開、クラウドコンピューティング関連ネットワーク機器の市場拡大で2ケタ増益

2013年5月15日 09:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 半導体・電子デバイス商社の東京エレクトロンデバイス<2760>(東1)に注目したい。株価は調整一巡して3月高値に接近している。今期(14年3月期)の収益改善期待で上値を試す態勢のようだ。

 4月26日発表の前期(13年3月期)連結業績は前々期比1.0%減収、同11.0%営業減益、同44.6%経常減益、同31.5%最終減益だった。民生機器や産業機器向けなど半導体関連の国内需要が低迷したことに加えて、商権拡大に伴う人員増、のれん償却負担、営業外での為替差損などが減益要因となった。

 今期の見通しについては売上高が前期比5.3%増の900億円、経常利益が同16.0%増の15億円、純利益が同41.2%増の9億30百万円としている。クラウドコンピューティング関連ネットワーク機器の市場拡大に加えて、商権拡大による販路開拓、新規商材の投入、海外への拡販などを推進する模様だ。国内半導体関連市場の復調は第3四半期(10月~12月)以降との見解を示しているが、米マイクロソフトのOS「ウインドウズXP」のサポート終了に伴う更新需要も期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、3月26日の戻り高値16万2800円から3月28日の14万5000円まで急反落したが、足元では16万円近辺まで戻している。5月14日には16万1800円まで上昇して、3月の戻り高値に接近した。今期の収益改善期待で上値を試す態勢のようだ。

 5月14日の終値15万9700円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS8773円58銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6600円で算出)は4.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS22万2118円59銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形となった。指標面に割高感はなく、3月26日の戻り高値を突破すれば、上げ足を速めて11年2月以来の20万円台も視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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