主力大型株は利益確定、電力株など材料銘柄に資金集中/ランチタイムコメント

2013年5月14日 11:58

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記事提供元:フィスコ

[ランチタイムコメント]

11:45JST 主力大型株は利益確定、電力株など材料銘柄に資金集中

 日経平均は小幅に続伸。34.89円高の14817.10円(出来高概算25億8000万株)で前場の取引を終えた。13日の米国市場はまちまちの展開だったが、シカゴ先物が一時14895円まで上昇していた流れを引き継いで始まった。しかし、高値警戒感が強まってきているほか、円相場では1ドル101円55銭辺りでの推移と若干円高に振れていることが、手掛けづらくさせている。

 朝方はシャープ<6753>、ソニー<6758>、パナソニック<6752>が買い先行から揃って年初来高値を更新。輸出関連や金融関連セクターなども続伸で始まった。しかし、先行して大きく上げた銘柄への利益確定が出やすく、買い一巡後は下げに転じる銘柄が目立つ。

 そのなかで物色は電力株に集中。安倍首相は13日の参院予算委員会で、福島第一原子力発電所の事故を起こした東電<9501>に対して、賠償や廃炉などの問題すべてを東電に押しつけるのは間違っているとの見解を示した。これを受けて東電<9501>のほか、東北電<9506>、関西電<9503>など電力株が一斉高に。

 日経平均は高値圏でのもみ合いが続いており、日中値幅は80円程度にとどまっている。高値を更新できなかったほか、寄り付きと前引け値との差が5円程度にとどまっており、売り買いともに手掛けづらい。そのため、電力株など材料があるところに短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすい。朝方はシャープ<6753>など家電3社に集中していたが、この資金も電力株にシフトした格好だろう。

 セクターでは不動産、その他金融、銀行、証券などが下げており、利食い優勢の展開。昨日のけん引役だった大型株指数、TOPIXコア30はマイナス。円安一服で輸出関連の一角も小安く推移しており、日経平均は狭いレンジでの取引が続きそうである。そのため、短期資金は値動きの軽い材料株に向かいやすいであろう。

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