国際石油開発帝石、ウルグアイで探鉱鉱区取得

　国際石油開発帝石は9日、同社子会社のインペックスウルグアイ石油を通じて、ウルグアイ沖合に位置する探鉱鉱区であるArea 15 鉱区の30%権益を、英国の独立系石油・天然ガス開発会社であるタロー社の子会社タロー・ウルグアイ社から取得することについて合意したと発表した。同鉱区への参画は、ウルグアイにおいて国際石油開発帝石が手掛ける初のプロジェクトとなる。

　同鉱区は、ウルグアイ東方沖約200kmに位置する沖合鉱区であり、水深は約2,000～3,300m、鉱区面積は8,030km2。同鉱区は、2012年3月に行われた公開入札でタロー社が落札した鉱区であり、今回の権益取得により同鉱区の権益比率は、タロー・ウルグアイ社（オペレーター）70％、インペックスウルグアイ石油30％となる。なお、同鉱区では、昨年12月から三次元地震探鉱作業などの探鉱作業を実施している。

　ウルグアイ沖合は、いまだ十分な探鉱活動が行われていないフロンティア地域に属するエリアだが、今後の石油・天然ガス発見が期待される有望なエリア。

　同プロジェクトへの参画により、国際石油開発帝石の石油上流開発事業における資産ポートフォリオが拡充されるとともに、フロンティア地域を中心として積極的に探鉱作業を実施しているタロー社とのパートナーシップ強化が期待される。