【編集長の視点】セーラー万年筆は高値もみ合いも資産効果関連株の一角で黒字転換純利益に再評価余地

2013年5月2日 10:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  セーラー万年筆 <7992> (東2)は、2円安の50円と続落し、4月30日につけた年初来高値55円を前に高値もみ合いを続けている。このもみ合い場面は、極低位値ごろ株人気の再燃に向けエネルギーの溜め込み場面とも観測される。ファンダメンタル面では、もちろん同社の今12月期純利益の黒字転換予想が、下値で再評価される見込みだが、それ以上に人気面では、同社が相次いで発売している高級筆記具が資産効果思惑を高めて関連株買いにつながるためで、この新商品のうちには、高額商品の販売増で株価評価の高い高島屋 <8233> の日本橋店向けの限定商品も含まれていることも、連想買いの材料となりそうだ。

  同社の文具事業の新製品発売は、今期に入ってさらに活発化している。今年2月に複合筆記具の新ブランド「レフィーノ・エル」を発売したあと、女性社員開発のボールペン、漫画家・松本零士デザインの万年筆、「有田焼ボールペン」などと続き、きょう5月2日には金沢箔を贅沢に使用した「金麗蒔絵万年筆」を発売する。日本の伝統工芸や伝統的なモチーフとコラボした新ブランドは、これまでの中高級品ラインに加えて新ターゲット、新販売チャンネルの開拓を加速、同社業績を押し上げる。

  今12月期業績は、前期に営業利益が6期ぶりに黒字転換したことを受けてさらに急回復、売り上げ65億9900万円(前期比2%増)、営業利益2億900万円(同4.4倍)、経常利益1億600万円(前期は2600万円の赤字)、純利益7800万円(同1億2600万円の赤字)と見込み、純利益も黒字転換する。

  株価は、前期業績の下方修正着地で年初来安値37円まで下げたが、業績急回復の再評価と新製品の相次ぐ発売をテコに同高値55円までリバウンド、高値もみ合いを続けている。なお上値人気を高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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