個人主体による材料株物色が中心/オープニングコメント

2013年5月2日 10:08

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記事提供元:フィスコ

[オープニングコメント]

08:53JST 個人主体による材料株物色が中心

 2日の東京市場はこう着感の強い相場展開のなか、個人主体による材料株物色が中心になりそうだ。1日の米国株式相場は、NYダウ、ナスダックともに下落。3日に予定されている4月雇用統計の前哨戦となる、4月ADP雇用報告が予想を下回ったことが嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大証比30円安の13770円に。この米株安の流れのほか、1ドル97円台前半で推移しているドル・円相場、さらに4連休を前に様子見ムードが強まりやすく、日経平均は前日終値水準を挟んでの値動きになろう。

 一方、個人主体の売買は活況である。直近で急騰していたバイオ株の一角に利益確定の売りが強まる局面もみられるが、TPPや含み資産関連の材料銘柄の一角が動意付くなど、循環的な物色は継続。連休に入ることで後場半ば辺りからはポジション調整の流れになりそうだが、押し目拾いのスタンスも強いだろう。また、決算評価の流れも連休明け後になると考えられ、全体の地合いに押される局面では、やや長期スタンスでの仕込み的なタイミングにも。

 物色としては、京都大学と東京大学の研究グループが設立したベンチャー企業があらゆる細胞に変化するiPS細胞を使い止血剤の生産に乗り出すと報じられており、iPSなどバイオ関連へは引き続き関心が向かいやすい。また、材料系の原発関連にも短期資金が向かいそうだ。トルコ首相は、黒海沿岸シノプの原子力発電所の計画について「日本勢が建設する」と正式に表明。1日のサウジアラビア訪問を皮切りに中東歴訪をスタートさせている安倍首相は、技術協力も含め原発の輸出を推進する考えを示している。

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