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野村HD、ホンダなど/本日の注目個別銘柄
[本日の注目個別銘柄]
大手海運株
各社ともに前引け後に決算を発表、後場は商船三井<9104>が一段高、川崎汽船<9107>が伸び悩み、日本郵船<9101>は売り一巡後に下げ渋りといった動きになっている。商船三井は今期経常利益が600億円の見通し、先の観測報道を上回る数値となっている。一方、川崎汽船は実績が従来予想を大きく上回ったものの、今期は250億円で前期比13%減益の見通しで、市場予想320億円を大きく下回るレベルに。日本郵船の今期見通しも、大幅増益見通しながら市場コンセンサスは下回っている。
<8604> 野村HD 793 +31
買い先行。先週末に発表した決算内容が評価材料に。1-3月期の純利益は824億円、前四半期比較では約4倍の水準、500億円弱であった市場予想も大きく上回る内容になっている。好業績期待は高かったが、予想以上の好決算といった見方に。また、年間配当金も6円から8円に、2円の増配としている。さらに、4000万株を上限とした自己株式の取得も発表へ。モルガン・スタンレー(MS)では、目標株価を780円から960円に引き上げている。
<7267> ホンダ 3875 -135
売り優勢。先週末に決算を発表しているが、ネガティブに捉える動きが先行する格好に。営業利益は前期が5448億円で前期比2.4倍、今期が7800億円で同43%増益の見通しとなっている。市場予想は前期実績が5600億円程度、今期予想が8300億円程度であったとみられる。とりわけ、1ドル=95円前提での今期想定比下振れ予想はマイナス視される状況。円安効果が従来想定よりも縮小する形のようだ。
<7251> ケーヒン 1592 -161
下げ目立つ。先週末に発表した決算を受けて、失望売り圧力が強まっているもよう。前期営業利益は100億円で前期比7.4%減益、従来予想の123億円を下回った。今期は160億円で同59.8%増益見通しだが、175億円レベルの市場予想は下回っている。先週末、日信工業<7230>やショーワ<7274>などホンダ系部品メーカーが好決算を受けて大幅高となり、同社に対しても期待感が波及する展開となっていたため、その反動も強まる状況のようだ。
<6954> ファナック 14700 -870
大幅安。先週末に決算を発表、前期営業利益は1848億円で従来予想の1780億円を上振れたものの、前期比では17%減益となっている。また、今上半期の営業利益は620億円で前年同期比39%減益の見通し。コンセンサスは880億円レベルとなっていたもようであり、市場想定比下振れ見通しをマイナス視する動きに。なお、1-3月期の受注高は前四半期比20%減の923億円、こちらは市場予想をやや上回っており、悪材料は出尽しと捉える向きもあるようだ。
<6762> TDK 3560 +20
大幅安スタート。先週末に決算を発表、前期営業利益は216億円で前期比16%増益、今期は300億円で同39%増と大幅増益見通しになっている。実績値は従来予想の190億円を上回る着地となったが、今期のコンセンサスは470億円程度であり、市場予想比では大幅な下振れとなっている。ただ、為替前提が1ドル=90円など保守的な要素も強いと見られ、売り一巡後は下げ渋る展開に。
<7752> リコー 1086 -99
さえない。先週末に発表した決算が嫌気材料とされている。前期営業利益は634億円と黒字転換、従来予想の750億円は大きく下振れた。また、今期は1400億円で同2.2倍の見通し、中期計画の1500億円は下回る格好に。実績値のコンセンサスは会社計画並みであったほか、今期の見通しに関しても楽観的なガイダンスと捉えられているようだ。JPモルガン(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げのもよう。
<7102> 日本車輌製造 503 +80
一時ストップ高と急伸。先週末発表の決算内容が好感されている。前期営業利益実績は20億円、前期比67.5%減益ながら従来予想の13億円は上振れる着地に。一方、今期は85億円で同4.2倍の見通し、四季報予想の40億円などを大きく上回る水準となっている。過去に受注した大型案件の売上計上時期を迎えることで、収益水準は拡大するもよう。ちなみに、前期末の受注残高は過去最高水準のようだ。
<5457> 住友鋼管 952 +100
急伸。新日鉄住金<5401>が株式交換で完全子会社化すると発表している。1:3.75の株式交換比率に鞘寄せする動きとなっている。先週末の新日鉄住金の終値259円を基準にすると、971円が理論株価となる。完全子会社化後は日鉄鋼管と合併予定のようだ。もともと、日鉄鋼管が非上場会社であるため、新日鉄と住金のグループ会社の中では、同社の再編プレミアム期待は高かったとみられる。
<5481> 山陽特殊鋼 395 +48
決算発表後は急伸。前期営業損益は15億円の黒字、従来予想12億円の赤字を上回る着地となった。販売数量の想定比上振れなどが一転しての黒字着地につながる。また、今期営業利益は56億円で前期比3.7倍の見通し。アナリスト予想平均は10億円程度下回っているが、四季報予想20億円などは大きく上振れる格好に。
<4997> 日本農薬 927 +47
買い優勢。SMBC日興では投資判断「1」、目標株価980円で新規カバレッジを開始している。円安メリットの享受、国内外における自社開発品の拡販を受けて、今9月期営業利益は73億円と、過去最高益41億円の大幅な更新予想されること、ROEが10%超と同社としては未踏の領域へ達することなどを高評価の背景としている。
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