【狙い場・買い場】出光興産は好決算期待に「本屋大賞」の話題性も支援し高値挑戦へ逆張り妙味

2013年4月11日 12:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  出光興産<5019>(東1)は、今年2月に前2013年3月期業績を再上方修正して年初来高値8780円まで800円高し、25日移動平均線を下回る調整をしたが、この25日線を上抜き、再度の高値挑戦に弾みをつけそうだ。株価材料は豊富だ。業績影響力の大きい原油価格が、意外にも高値で推移するとともに、円安が進行して業績期待を高めているほか、シェール・ガス関連、有機EL(エレクトロルミネッセンス)関連などの先端人気も底流しており、さらに同社創業者の出光佐三氏を描いた『海賊とよばれた男』(百田尚樹著、講談社刊)が、今年4月9日に「2013年本屋大賞」を受賞したことも、話題材料として側面支援しそうだ。

  同社の目下集計中の前2013年3月期業績は、昨年8月に下方修正したものを11月、今年2月と2回も上方修正した。1回目の上方修正は、原油(ドバイ原油)価格、ナフサ価格の上昇を背景にしており、2回目は両価格とも下ぶれ修正したが、想定為替レートを1ドル=80.2円から83.2円へ円安方向で見直し、円建てベースの原油価格の上昇、在庫評価益の拡大が要因となった。純利益は、8月の下方修正値195億円が、380億円(前々期比41%減)まで引き上げられ、減益転換率を縮小した。この前期業績は、今年5月2日に発表を予定しているが、原油価格はその後も高値で推移し、為替相場は1ドル=99円台まで円安となっており、現在、同社が推進している中期経営計画からも大幅増益転換が有力となる。

  一方、『海賊とよばれた男』に関しては、これまで「本屋大賞」受賞の書籍は、ベストセラーとなり、映画化、テレビドラマ化されるなど話題を独占する経過を辿っているだけに、同様の展開となれば、同社の露出度が高まり、最大のIR(投資家広報)効果を発揮することも想定される。同社株価の押し上げ材料として注目される。

  株価は、業績再増額でつけた年初来高値から7590円まで調整して1000円幅の底上げをしているが、PERは8倍台、PBRは0.5倍となお超割安である。下値は逆張り好機であり、年初来高値更新から2011年の東日本大震災後に代替エネルギー関連人気でつけた1万400円高値が上値目標として意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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