【編集長の視点】全国保証は最高値に肉薄、決算発表を先取り連続最高純益買いが再燃

2013年4月10日 10:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  全国保証 <7164> は、100円高の4025円と急反発し、前日9日ザラ場につけた上場来高値4105円を射程圏に捉えている。日銀による「異次元の金融緩和」により長期金利が低下して同社のビジネス環境がより好転するとして関連株人気が続いており、5月7日に発表予定の3月期決算を先取り業績続伸期待を高めて、買い再燃となっている。同社の目下集計中の前2013年3月期業績は、今年2月に上方修正され、期末配当も増配された。

  同社株は、昨年12月19日に公開価格980円で東証第1部に新規株式公開(IPO)され、初値を1016円でつけたあと2458円まで買い進まれ、いったん2256円まで調整したあと、2013年3月期業績の上方修正、期末配当の増配を好感し、上場来高値まで上値を伸ばした。公開価格からはわずか5カ月で4.1倍の大化けを演じたことになり、IPO投資の鉄則の「小さく産んで大きく育てる」を体現した。

  2013年3月期業績の上方修正は、主力事業の民間金融機関住宅ローン保証事業で、保証債務残高が堅調に増加するとともに、代位弁済が当初計画を下回って与信費用が減少したことが要因となった。営業収益はIPO時予想より9億9600万円、経常利益は21億1200万円、純利益は10億6500万円それぞれ引き上げ、純利益は、63億5000万円(前々期比3.1倍)と前々期の過去最高を大幅に更新する。期末配当は、IPO時予想の34円を40円に増配した。

  続く2014年3月期業績は、「異次元の金融緩和策」による住宅ローン金利の低下や、消費税引き上げ前の駆け込み需要で住宅着工件数の拡大が観測されるなどの好環境下で続伸が有力となる。5月7日の決算発表が待たれるところとなる。

  株価は最高値追いとなっているが、PERはなお17倍台と割安であり、上値トライが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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