【アナリストの眼】日本エム・ディ・エムは高齢化背景に市場拡大から業績、株価とも好展望

2013年3月25日 09:44

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具など整形外科分野の医療機器輸入商社であり、高齢化社会で市場拡大が期待されている。

 今期(13年3月期)の連結業績見通しについては、10カ月決算の前期との比較はできないが、1月30日に減額修正を発表して売上高が83億40百万円、営業利益が50百万円、経常利益が1億40百万円の赤字、純利益が2億10百万円の赤字としている。米国子会社ODEV社製の人工股関節製品は国内、米国ともに順調だが、国内の骨接合材料については競争激化に加えて、ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約終了に伴って新規導入した骨接合材料新製品の一部の販売開始遅れが影響した模様だ。

 ただし来期(14年3月期)は、骨接合材料の新規導入製品が通期寄与することに加えて、米国子会社ODEV社製の人工股関節製品の好調で自社製品比率上昇による原価率改善も期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、1月16日に281円、1月28日に280円まで上昇する場面があったが、その後は概ね240円~260円近辺でモミ合う展開となっている。1月30日に発表した今期減額修正も失望売りに繋がったようだ。ただし足元では徐々に水準を切り上げている。失望売りが一巡して来期業績に期待する動きだろう。3月22日の終値255円を指標面で見ると、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS423円22銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復してサポートラインとして機能し始めた。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインのようだ。失望売りは一巡したと考えられるだけに、来期業績に対する期待感で出直り展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】株価に勢いのインフォコム、増額を好感、増配で利回り魅力も(2013/03/22)
【株式評論家の視点】ショーボンドホールディングスは公共投資の質的転換のメリット大きい(2013/03/22)
【編集長の視点】ベクターは25日線で下値を確認しコンテンツ関連株人気を再燃させ急騰再現思惑(2013/03/22)
【アナリストの眼】医療・衛星画像のイメージ ワン、農業などテーマ豊富、株価急騰後の調整待ち(2013/03/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事