キリンHD、横浜赤レンガの株式を三菱商事に一部譲渡

2013年3月15日 10:32

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 キリンホールディングス(HD)と三菱商事は14日、キリンHDの所有する横浜赤レンガの株式30,000株(発行済み株式の71.8%)のうち、21,318株(発行済み株式の51%)を三菱商事に一部譲渡することで合意したと発表した。株式譲渡は2013年12月下旬を予定している。

 2000年7月に、「港の賑わいと文化を創造する空間」を基本コンセプトに設立された横浜赤レンガ社は、歴史的建造物である横浜赤レンガ倉庫を活用し、地元横浜をはじめとする多くの顧客に飲食施設や物販施設等のサービスを提供してきた。

 近年、顧客のニーズの多様化に伴い、商業施設運営事業にはよりきめ細かいサービスの期待が高まっており、その中で横浜赤レンガ社の企業価値向上および同社を通じた港の賑わいに一層貢献していくためには、商業施設運営に多くの知見・経験を有する三菱商事のもとで事業展開することがより有益であるとの考えから、今回の合意に至った。

 三菱商事グループは、都心型商業施設や郊外型ショッピングセンター等、商業施設の開発・運営を始めとする様々な不動産事業に取り組んでおり、長年培ってきた不動産事業の知見を活用しながら横浜赤レンガ社の更なる発展に貢献していく。また、キリングループは引き続き横浜赤レンガ社の株主として港の賑わいづくりをサポートする。

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