味の素、中国で医薬用・食品用アミノ酸の生産能力を倍増 約13億円を投資

2013年3月4日 13:11

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 味の素は1日、成長著しい中国・アジア市場などでの需要に応えるため、約13億円を投じ、子会社である上海味の素アミノ酸有限公司(所在地:上海市)の医薬用・食品用アミノ酸の生産能力を倍増させ、2013年10月から供給を開始すると発表した。

 現在世界の医薬用・食品用アミノ酸市場は約30,000トンと推定され、味の素はトップシェアを保持している。同市場は旺盛な需要に加え、今後のさらなる新興国の経済発展やアミノ酸用途の拡大により、その規模は2020年には45,000トン程度に到達すると見込まれるという。特にアミノ酸市場の成長が著しい中国、アジアなどでの需要に対応するため、今回主な市場に近い上海で増産を行う。

 味の素はアミノ酸製品のグローバルな生産拠点のネットワークを活かした効率的な増産を計画しており、2020年において50%以上のシェアを確保することを目指す。

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