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【銘柄診断】アフリィリエイト広告のインタースペース2ケタ増益、株式分割へ
<業績&株価分析>
インタースペース <2122> (東マ)に注目したい。アフィリエイト(成果報酬)型ネット広告事業を主力として、ソーシャルアプリなどのメディア事業も展開している。株価は今期(13年9月期)好業績見通しを評価して再動意の構えのようだ。
第1四半期(10~12月期)連結業績は、売上高が前年同期比30.1%増、営業利益が同0.4%増、経常利益が同3.4%増、純利益が同9.0%減だった。採用増に伴う人件費増加、メディア事業のシステム開発費増加などで営業利益は小幅増益にとどまったが、売上高はインターネット広告事業がeコマース関連、メディア事業は恋愛ゲームが好調な模様で大幅増収だった。
通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比18.1%増、営業利益が同33.6%増、経常利益が同35.0%増、純利益が同2.2倍の大幅増収増益見込みとしている。主力のインターネット事業はスマートフォン経由のコンテンツ分野を中心に好調であり、恋愛ゲームが好調なメディア事業も収益が改善する見込みだ。
なお2月5日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。3月31日を基準日として1株を200株に分割するとともに、100株を1単元とする。なお株式分割後の今期予想連結EPSは54円60銭、1株当たり配当は年間5円(期末一括)となる。
株価の動きを見ると、1月30日に昨年来高値25万3000円まで上昇した後、過熱感を強めたこともあり一旦反落して2月13日の17万200円まで調整した。しかし足元では23万円近辺まで戻して上値を試す動きを強めている。短期調整が一巡して今期好業績見通しや株式分割などを評価する動きだろう。2月28日の終値23万3300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(株式分割前の会社予想の連結EPS1万919円21銭で算出)は21~22倍近辺、今期予想配当利回り(株式分割前の会社予想の年間1000円で算出)は0.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS6万7067円22銭で算出)は3.5倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形で強基調を維持している。今期好業績見通しに加えて株式分割も支援材料であり、上値追いの展開が期待されるだろう。すでに07年4月以来の水準まで回復しており、07年1月以来の30万円台回復も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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