京セラ、液晶ディスプレイ関連事業を京セラディスプレイに承継

2013年2月12日 18:14

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 京セラは12日、2013年4月1日を効力発生日として、主に産業機器用液晶ディスプレイ等を展開する京セラの液晶ディスプレイ関連事業を会社分割し、連結子会社で同事業の専業メーカーである京セラディスプレイに承継すると発表した。

 京セラディスプレイは、車載用液晶ディスプレイ事業において高い技術力と強固な顧客基盤を有し、事業を展開している。一方、京セラの液晶ディスプレイ関連事業は主に産業機器用液晶ディスプレイ事業を展開している。

 今回の事業再編は、京セラグループ内の液晶ディスプレイ関連事業のリソースを京セラディスプレイに集約することで、開発、製造、販売体制の一体化を推進し、更なる開発力の強化と生産性の向上、並びに一層の経営基盤の強化を図ることが目的。

 また、2013年4月1日付で京セラディスプレイは、同社が100%出資する連結子会社である京セラディスプレイ広島を吸収合併するとともに、本社所在地を東京都荒川区から滋賀県野洲市(京セラ滋賀野洲工場所在地)に移転し、さらに効率的で一体感のある体制を構築していく。

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