日立化成、タッチパネル用転写形薄膜透明導電フィルムの量産体制を構築

2013年1月29日 16:39

印刷

 日立化成は29日、タッチパネルの材料である転写形薄膜透明導電フィルム「Transparent Conductive Transfer Film(TCTF)」の量産体制構築のため、新たなフィルム製造ラインの導入を決定したと発表した。

 近年、タッチパネルは、スマートフォン、タブレットPCに加え、ノートパソコンやデスクトップパソコン等にも採用が広がっており、タッチパネルの材料である透明導電フィルムの需要が急速に拡大している。日立化成は、今後TCTF事業の拡大が見込めると判断し、同社の山崎事業所(茨城県日立市)にフィルム製造ラインを導入することとした。2013年10月の稼働開始を目指す。

関連記事