【アナリストの眼】株価動意含むニックス、収益改善に円安が追い風

2013年1月22日 09:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  プラスチック製品のニックス <4243> (JQS)の株価が出直り感を強めている。今期(13年9月期)の収益改善見通しが支援材料であり、円安進行も追い風だろう。

  事務機器や自動車向け工業用プラスチックファスナーを主力として、アジャスター、車両用特殊部品、マガジンラックなどのプラスチック製品、および半導体業界向け生産設備冶具や金型を展開している。さらに中期戦略として、オリジナルプラスチック素材「NIXAM」応用製品の拡販を進めている。

  今期連結業績見通しは、売上高が前期比12.5%増の41億80百万円、営業利益が同3.0倍の1億80百万円、経常利益が同4.0倍の1億75百万円、純利益が同75.1%増の1億63百万円としている。前期はタイ大洪水の影響などで事務機器向け工業用ファスナーが低調だったが、今期はその影響が一巡することに加えて、アジア市場での廉価版マガジンラックの拡販なども寄与する見込みだ。なお想定為替レートは1米ドル=80円としており、足元の円安進行が押し上げ要因となるだろう。

  株価の動きを見ると、10月16日の387円、11月13日の392円、12月12日の404円、12月25日の409円と下値を切り上げる展開が続いている。一方で上値も1月10日に454円まで戻す場面があり、出直り感を強めている。円安メリットなどで今期の収益改善を期待する動きだろう。1月21日の終値431円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円94銭で算出)は6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS945円85銭で算出)は0.5倍近辺となる。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線を回復して徐々に下値を切り上げている。400円台割れ水準の下値支持線を確認し、13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドに転換した可能性があるだろう。今期の収益改善見通しに加えて、指標面の割安感にも見直し余地があり、出直り本格化が期待されそうだ。(本紙・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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