伊藤忠、「Bear USA」ブランドのカジュアルウェアを展開開始

2012年12月11日 16:34

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「Bear USA」の商品イメージ(画像:伊藤忠商事)

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  • 「Bear USA」のロゴ イメージ(画像:伊藤忠商事)

 伊藤忠商事は11日、日本におけるマスターライセンス権を有する米国発の「Bear USA(ベアーユーエスエー)」ブランドにおいて、株式会社ファインプラスとサブライセンス契約を締結したと発表した。2012年12月より「Bear USA」ブランドのカジュアルウェアの展開を開始する。

 「Bear USA」ブランドは1994年にニューヨークで誕生し、米国ストリートファッションのトレンドとして注目を集めた。「着る人が皆力づけられるような、最高の品質にいざなわれた、信頼できるスタイルをお届けする」というコンセプトのもと、着る人の遊び心を刺激し、常に新しいライフスタイルを提案している。このブランド理念を忠実に表現したコアアイテムであるダウンジャケットは、「Bear USA」ブランドの代名詞として米国をはじめ世界中で瞬く間に一世を風靡した。日本においても1995年にファインプラス社が輸入を開始し、店頭に入荷待ちの行列ができるほどの大ヒットを記録した。

 今回の「Bear USA」ブランドの展開にあたり、1995年に発売された「幻のダウンジャケット」のレプリカモデルを発売する。同レプリカモデルには1995年のみ使用されていた「限定ロゴ」があしらわれ、ロゴ、商品の仕様、付属に至るまで忠実に当時のデザインを再現している。さらに、表地の素材、プリント、フィット感などの改良に取り組み、より完成度の高い品質を実現している。

 2012冬シーズンは、メンズ、キッズカジュアルウェアから展開をスタートし、国内の豊富なネットワークを背景にレディスウェア、バッグ、シューズ、時計など展開アイテムを順次拡充していく。また、伊藤忠商事の総合的なマーケティング力を軸に、当時のファン層である40代以上から20~30代へと顧客層を拡げ、3年後には小売り上代ベース売上30億円を目指す。

 中長期的には伸び行くアジア市場へのアプローチを視野に、現地有力パートナーをはじめとするアジア地域の強力なネットワークを活用しながら、「Bear USA」ブランドのさらなる価値向上とマーケットの拡大を目指していく。

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