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三菱樹脂、環境・生活資材関連分野を再編 新事業会社を発足
三菱樹脂は4日、環境・生活資材関連分野の環境・住宅資材事業部及びライフライン事業部と、同分野を中心とした販売子会社である三菱樹脂販売を統合し、新たな事業会社として「三菱樹脂インフラテック株式会社」を2013年1月1日付で発足すると発表した。また、三菱樹脂インフラテック社は、住宅関連製品等を製造する三菱樹脂子会社の菱琵テクノ株式会社(本社:滋賀県長浜市)を製造会社として統括し、製販一体運営の事業体制とする。
三菱樹脂の環境・住宅資材事業部及びライフライン事業部は、主に土木・建築・住宅等の市場において事業を行っているが、近年、公共投資は漸減傾向であり、かつ新設住宅着工数も80万戸台が続くなど、その国内市場は縮小傾向にある。このような市場環境の変化に迅速に対応するため、三菱樹脂は同分野の抜本的な事業構造改革を行うとともに、より顧客のニーズに素早く対応し、継続的に新商品を投入できる体制の構築が不可欠であると判断し、今回三菱樹脂の事業会社として三菱樹脂インフラテック社を発足した。
三菱樹脂インフラテック社は、コンパクトかつフラットな組織にすることで迅速な意思決定が可能となり、また研究開発から製造、販売まで一貫して手掛ける体制となる。土木、建築、住宅、設備、産業資材などのニッチ市場での専門性を発揮するとともに、培ってきた技術力をベースに補修・補強や防災、震災復興、環境、快適をキーワードとした新商品の開発に取り組むことで各市場でのNO.1の地位を獲得し、競争優位な事業の集合体を目指していく。
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