キリンHD、インドネシアの飲料市場に参入 紅茶飲料をテスト販売

2012年10月30日 17:14

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 キリンホールディングス(HD)は30日、東南アジア地域統括会社であるキリンホールディングス・シンガポール社(KHSPL社)が、11月よりインドネシアにおいて、紅茶飲料「キリン午後の紅茶 Tea Break」の350mlPETボトルを現地コンビニエンスストア業態No.1であるアルファマート(Alfamart)を中心とした約8,000店においてテスト販売すると発表した。東南アジアでのキリンブランド清涼飲料の販売はタイ、ベトナムに次ぐ3カ国目であり、成長著しいインドネシア市場に参入することで同エリアにおける綜合飲料戦略を加速する。

 インドネシアの飲料市場は過去6年平均で15%と安定的かつ高成長しており、いまや東南アジア最大規模に成長している。また経済成長に伴い、組織小売業の拡大やプレミアム飲料市場が形成されつつある。

 今回テスト投入される商品は、紅茶飲料「キリン午後の紅茶 Tea Break」350mlPETボトルの4フレーバー(オリジナル・ミルクティー・レモンティー・アップルティー)。同商品はサイアムキリンビバレッジ社で販売している商品をベースとし、インドネシアの顧客の嗜好に合わせて開発したもの。ベトナムキリンビバレッジ社に委託製造することでグループ内シナジーの拡充による効果的な綜合飲料戦略展開を目指している。

 キリンHDは、今後もKHSPL社を中心に、ベトナム・インターフード社、ベトナム・ベトナムキリンビバレッジ社、タイ・サイアムキリンビバレッジ社などのグループ会社と共に東南アジアにおける綜合飲料戦略遂行に取り組んでいく。

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