JX日鉱日石開発、英国北海で新規探鉱鉱区を取得

　JX日鉱日石開発は29日、同社が100%出資する英国法人（JXNEPUK）が、今年5月に英国政府が実施した英国北海の新規探鉱鉱区に関する第27次公開入札において探鉱鉱区を18鉱区落札したと発表した。

　今回取得した18鉱区のうち14鉱区が英国シェトランド諸島西方海域に位置しており、このうち5鉱区においてJXNEPUKがオペレーター（操業管理会社）となり、試掘井1坑を掘削する予定。

　英国シェトランド諸島西方海域エリアは、英国北海の中でも、近年新たに石油・ガス開発が進んでいる地域であり、今回JXNEPUKがオペレーターとなる5鉱区の近隣で既にガス田が発見されている。JXNEPUKは2010年に実施された前回の公開入札においても英国シェトランド諸島西方海域でオペレーターとして2鉱区の権益を取得しており、今回取得した鉱区の一部はその隣接鉱区であることから、今後の探鉱活動において既保有鉱区との相乗効果も期待できる。

　また、英国シェトランド諸島西方海域エリア以外の4鉱区は英国における石油開発の中心である中部北海に位置しており、今後の探鉱作業により新たな油・ガス田の発見が期待されている。なお、JX日鉱日石開発グループは、同エリアで複数の生産中の油･ガス田および探鉱鉱区に権益を保有している。