高い防災性能を備えた「京橋OMビル」が竣工、森トラスト

2012年10月10日 18:49

印刷

「京橋OMビル」の首都高速道路側外観(画像:森トラスト)

「京橋OMビル」の首都高速道路側外観(画像:森トラスト)[写真拡大]

 森トラストは10日、同社が東京都中央区京橋一丁目にて建設を進めてきた「京橋OMビル」が9月28日に竣工し、本日竣工式を執り行ったと発表した。

 「京橋OMビル」は地上8階地下1階建て、延床面積約9,600m2のオフィスビルで、都営地下鉄浅草線「宝町駅」徒歩4分、さらに東京駅、京橋駅、日本橋駅、八丁堀駅の5駅・14路線が利用可能な交通利便性の高い立地となる。

 機能性を重視した執務空間や、外装・エントランス・貸室内と徐々に明るくし、空間の移り変わりをやわらかに繋ぐデザイン、今後のビジネス環境に必須となる高い防災性能を備えており、テナント満室稼働が決定している。

 「京橋OMビル」では、着工の約5か月前に発生した東日本大震災における仙台の保有物件での様々な経験から得た知見を活かし、防災性能を再構築した。非常用発電機容量は2倍強とし、供給時間も法定時間から最大48時間へ大幅延長。また、震災井戸も追加し、停電・断水時でのビル内トイレの利用を可能にするなど数々の先進技術を導入した。

 さらに、先進技術の採用による「省エネ」、非常用発電機の実装や壁面に設置した太陽光パネルによる「創エネ」に加え、太陽光発電と蓄電池による「蓄エネ」を追加し、再生可能エネルギーの災害時利用の実用化を目指す。

関連記事