石油資源開発、新潟県での天然ガス産出テストが成功

2012年10月10日 17:23

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「片貝ガス田」位置図(画像:石油資源開発)

「片貝ガス田」位置図(画像:石油資源開発)[写真拡大]

  • 「片貝SK-29D/29D-1」産出テスト風景(左)と「マルチ・ブランチ坑井」イメージ図(右)(画像:石油資源開発)

 石油資源開発は、新潟県小千谷市に位置する片貝ガス田において、今年4月から探掘井「片貝SK-29D号井」および同井のブランチ坑である「片貝SK-29D-1号井」を掘削してきたが、今回産出テストを行った結果、日産量約29万立方メートルの天然ガスと約33キロリットルのコンデンセート(原油)の産出に成功したと、10日発表した。

 今回産出テストを行った探掘井はマルチ・ブランチ坑井であり、メイン坑における掘削評価を実施後、天然ガスの効率的な産出を図るべく、メイン坑の途中からブランチ坑を新たに掘削した。

 今後は、今回のテスト結果に基づき、同ガス田の拡がり等について評価作業を実施し、同井からの将来的な生産開始に向けた準備を進める予定。石油資源開発は、引き続き片貝ガス田周辺における探鉱作業を追求し、長期安定的な天然ガス供給体制の一層の整備・強化に努めていく方針。

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