日産、世界戦略コンパクトセダンの新型「ラティオ」を発売

2012年10月5日 12:38

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「ラティオ X」(画像:日産自動車)

「ラティオ X」(画像:日産自動車)[写真拡大]

 日産自動車は、フルモデルチェンジしたコンパクトセダンの新型「ラティオ」を、10月5日より全国一斉に発売した。価格は138万8,100円(税込)から。

 同モデルは、日本や米国などの成熟市場と、中国、タイ、インド、ブラジル等の新興市場など、世界150カ国以上で販売するコンパクトセダン・グローバル戦略車として開発したもの。フォーマルなエクステリア、広く快適な室内空間、高い環境性能と経済性など、世界各国でコンパクトセダンを求める幅広い顧客に共通するニーズを高次元で満たしたモデルとなっている。

 新型「ラティオ」は、5ナンバーセダンとして、水平基調の堂々としたサイドビューや、大きなヘッドランプやグリルを採用したフロントスタイルなど、存在感と上級感を際立たせたデザインとした。

 また、エンジンルームの最小化、燃料タンクの最適配置などにより、1クラス上のセダン並の広い室内空間 (有効室内長)を実現。後席はゆとりのあるニールームと広い視界により、快適性を高めている。トランクルームはVDA容量490Lを確保するとともに、トリム形状を工夫することで荷物の積載性を向上させた。

 さらに、全車にHR12DEエンジンとアイドリングストップ、副変速機付きエクストロニックCVTを搭載。加えて、車両トータルで約70kgの軽量化(旧型比)を行い、空力性能に優れたボディ形状を採用することで22.6km/L(JC08モード)というクラスNo.1の低燃費を実現している。「HR12DE」エンジンは、市街地走行においては十分な加速性能を持ち、日常域での使い勝手に優れている。また、低燃費の実現により「平成27年度燃費基準+10%」を達成し、国土交通省の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」認定と合わせて、「エコカー減税」による減税措置で自動車取得税及び自動車重量税が75%減税となる。

 「ラティオ」は、新興市場においては日産の成長を牽引する原動力となるとともに、米国においても多くの顧客から好評を得ており、これまでにグローバルで約50万台を販売している。生産工場は、メキシコ、中国、タイ、インドと、戦略的に配置することで高品質と高効率を両立する。なお、日本で販売する新型「ラティオ」についてはタイで生産する。

 日本においては、継続してセダンを乗り継いでいる成熟した大人の顧客や、法人の営業用車両として使用する顧客を中心に、1,200台/月の販売を目指す。

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