アウディジャパン、初のハイブリッド「Audi A6 hybrid」を発売

2012年9月24日 12:27

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「Audi A6 hybrid」(画像:アウディジャパン)

「Audi A6 hybrid」(画像:アウディジャパン)[写真拡大]

 アウディジャパンは、プレミアムアッパーミディアムクラスの「Audi A6」にアウディ初のハイブリッドモデル「Audi A6 hybrid」を追加し、9月24日より全国のアウディ正規ディーラーを通じて販売開始した。希望小売価格は690万円(税込)。

 「Audi A6」は、“Innovation Leader Through Progress Technology”をコンセプトに、軽量なアルミ素材を全体の20%以上に使用したモノコックボディをはじめとする「イノベーティブな技術」、直噴エンジンやスタートストップシステム(アイドリングストップシステム)の搭載による「環境性能とスポーティドライブ」、最高級レザーインテリア、MMI touchなどによる「高い品質基準」を実現したモデル。

 「Audi A6 hybrid」は、最高出力155kW(211ps)/最大トルク350Nmを発生する2.0 TFSIエンジンに、40kW(54ps)と210Nmを発生する電気モーターを組み合わせ、スポーティで高い効率を誇るパラレルハイブリッド方式を採用している。システム合計では180kW(245ps)/480Nmを発生。変速機には8速ティプトロニックを組み合わせ、トルクコンバーターの代わりに電気モーターとクラッチが一体になったハイブリッド・ユニットが前輪を駆動する。

 また、制動時のエネルギーを回生するブレーキ回生システムも採用。バッテリーは1.3kWhの電力を蓄電し、39kW相当の電力を供給する軽量かつコンパクトなリチウムイオンバッテリーで、ラゲッジコンパートメント下の、衝突時にも影響を受けにくい場所に搭載されている。トランク容量は標準で375リットルを確保しており、リアシートを倒せば最大850リットルにまで拡大することが可能。

 走行モードにはEVモードが用意されており、最高速度は100km/hに到達する。また、60km/hであれば最長3kmのEV走行が可能となっている。運転状況はインストルメントパネルとMMIモニターに設置された専用ディスプレイに表示され、システムの作動状態を確認することができる。

 「Audi A6 hybrid」は、減速エネルギーを電気エネルギーへ変換しバッテリーへ還流させるエネルギーリカバリーシステムや、スタートストップシステム(アイドリングストップシステム)などの組み合わせにより、JC08モード燃費は13.8km/Lを達成。4気筒エンジンの燃料効率とV6のパワーを両立している。

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