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ホンダ、貴金属使用量を大幅に低減する新触媒を開発 新型「アコード」に採用
ホンダは6日、触媒に使用される貴金属の一つであるロジウムの使用量を50%低減した新触媒を開発したと発表した。この新触媒を、米国で9月19日に発売する北米仕様の新型「アコード」から採用し、順次拡大していく。
触媒に使用されるプラチナ、ロジウム、パラジウムなどの貴金属は、世界の自動車生産台数の増加と世界的な排出ガス規制の強化を背景に、今後も需要の高まりが予想されている。ホンダは、これまでも触媒に使用される貴金属の低減に取り組んでおり、すでにプラチナを全く使用しない触媒を実用化し、北米仕様の現行アコードより採用している。
今回開発した新触媒では、排出ガスの還元浄化性能に優れるロジウムの一部を酸素の吸放出速度を高めたパラジウムに代替することで、現行アコードに対してロジウムの使用量を50%低減、貴金属の総使用量としても22%低減した。これにより、世界有数の厳しい排出ガス規制である米カリフォルニア州の低公害車基準LEVII法規のSULEVカテゴリーに適合させながら、新触媒のコストも37%削減した。
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