【銘柄診断】日立電線は想定外の安値領域へ、今期は減額だが前期に比べ3.6倍増益

2012年8月31日 16:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日立電線 <5812> 一時底入れかに見えたが、ここにきて再び売り直される動きとなり底値を探しあぐねている。

  8月23日付で、証券会社が中立から売りへレーティングを引き下げ、目標株価も200円から130円に値段を下げている。実際の株価は目標値を大きく下回っており。もはや想定外の領域に踏み込んでいるとも言える。

  今2013年3月期の営業利益を125億円から70億円(前期19億6600万円)に減額したことが株価低迷のきっかけ。ただ、今期は減額したとはいえ、前期の実績に比べ3.6倍増益という変化率の大きさである。

  下期は半導体・エレクトロニクス関連製品の需要回復が見込まれる一方、人員削減、不採算事業の撤退などが固定費削減につながり収益の回復が見込まれている。

  今期の配当については未定とされており、ここらあたりが嫌気されているものだろうが、同社のような実力企業にとってPBR0.5倍はかなり割安感の強い水準である。底打ち反転相場入りはそう遠くないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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