株式相場もロンドン五輪同様にチーム力!?個人投資家集中で低位材料株に業績相場=浅妻昭治

2012年8月15日 10:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

ロンドン・オリンピックが、8月12日(現地時間)に閉幕した。同五輪で日本は、過去最多の38個のメダルを獲得し、団体や女性選手が健闘するチーム力、女性力の強さを印象つけた。

ロンドン・オリンピックが、8月12日(現地時間)に閉幕した。同五輪で日本は、過去最多の38個のメダルを獲得し、団体や女性選手が健闘するチーム力、女性力の強さを印象つけた。[写真拡大]

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

  ロンドン・オリンピックが、8月12日(現地時間)に閉幕した。同五輪で日本は、過去最多の38個のメダルを獲得し、団体や女性選手が健闘するチーム力、女性力の強さを印象つけた。

  このロンドン五輪と同様に、株式相場でもチーム力の強さを印象つけているのが、低位材料株の逆行高である。お盆休み入りで市場そのものの売買高が細るなか、ルック <8029> 、日本橋梁 <5912> 、学研ホールディングス <9470> 、京成電鉄 <9009> などが、相次いで急騰した。

  きょう15日も京成電鉄、学研ホールディングスが、連日の年初来高値更新となっている。欧州債務危機や米中の景気減速、円高再燃などの不透明材料が底流する相場環境下、外部材料に振り回されない内需株に個人投資家が集中、それこそチーム力を発揮している結果である。

  この低位材料株相場は、通常は買うから動く、動くから買うという値動き重視、ご意見無用の腕力相場とされている。しかし、今回はどうも趣きが違うようである。立派な業績相場のムードが強い。ルックにしろ日本橋梁、学研HD、京成電鉄にしろ、好決算発表をキッカケに急動意となったからだ。

  ルックは、今12月期第2四半期(2Q)累計業績発表とともに12月通期業績を上方修正して過去最高純利益を更新し、日本橋梁は、今3月期第1四半期決算の開示とともに2Q累計業績を上方修正、学研HDは、今9月期第3四半期業績が大きく増益転換し期末配当を増配、京成電鉄も、今3月期第1四半期業績が大幅増益で着地している。主力ハイテク株に業績下方修正や赤字継続が続くなか、業績相場が着実に進展している反映と捉えられないこともない。

  ロンドン五輪代表の背泳ぎの入江陵介選手が、男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得したときに「(日本水泳陣全員の)27人のリレーの結果」とインタビューに答えていたが、株式相場も、個人投資家のリレーが好回転し、チーム力が持続すれば、お盆休み明けも、業績相場が力強さを増す展開が期待できることになる。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)

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