トヨタ、ブラジルでエンジン生産 「エティオス」「カローラ」向け

2012年8月9日 10:21

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 トヨタ自動車は9日、今後も中長期的に持続的な自動車市場の成長が期待されるブラジルでの生産現地化の更なる推進を目的として、ブラジルのサンパウロ州ポルトフェリス市に、「エティオス」「カローラ」向けエンジンの生産工場を建設すると発表した。

 エンジン新工場では、「エティオス」用の1.3Lおよび1.5Lエンジン、「カローラ」用の1.8Lおよび2.0Lエンジンを生産する。生産能力は約20万基で、生産開始は2015年後半を予定している。

 トヨタは1958年、海外進出の先駆けとしてブラジルに生産事業体「Toyota do Brasil LTDA.(ブラジルトヨタ、以下TDB)」を設立した。それ以降、ブラジルの顧客に愛されるクルマづくりを目指し、2001年までの約40年間で10万台以上の「バンデランテ」を生産・販売した。また、1998年からは「カローラ」を生産するなど、ブラジル市場の成長とともに歩んできた。なお、TDBは8月9日、今年投入予定の「エティオス」を生産するソロカバ工場の開所式を実施する。

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