【注目の決算発表】東京電力は業績下方修正・赤字拡大も織り込済みで急反発

2012年8月2日 15:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東京電力 <9501> は2日、17円高の145円と急反発し、7月18日につけた上場来安値120円から底上げをしている。前日1日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示とともに、3月通期業績の下方修正・赤字幅拡大と、「継続企業の前提に関する注記」の記載解消を発表、赤字幅拡大は、すでに8月1日付けで観測報道されて株価が下ぶれており、織り込み済みとして底値買いが再燃している。

  3月通期業績は、期初予想より売り上げを500億円、経常利益を700億円、純利益を600億円それぞれ引き下げ、純利益は、1600億円の赤字(前期は7816億4100万円の赤字)と水面下推移が続く。

  7月25日に認可された9月1日実施予定の電気料金の値上げ幅が8.46%となり、申請の10.28%より圧縮されたことに対応して下方修正された。

  一方、「継続企業の前提に関する注記」は、原発事故の賠償責任で財務体質が大幅に悪化することから記載してきたが、7月31日に原子力損害賠償支援機構向けに優先株式の払い込みが完了したことから、1Q決算短信で記載を解消した。

  株価は、電気料金値上げ幅が圧縮される見通しとなり、優先株式払い込みで実質国有化されることなどから上場来安値まで売られ、底値圏推移が続いた。信用取組は2.8倍と拮抗しており、底値圏でなお売り方・買い方の攻防が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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