デンソー、新型画像センサーを開発 従来品に対して体積を50%小型化

2012年7月25日 13:56

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新開発の画像センサー(写真:デンソー)

新開発の画像センサー(写真:デンソー)[写真拡大]

 デンソーは25日、従来品に対して体積を50%小型化した新型画像センサーを開発したと発表した。画像センサーとは、道路上の白線や前方の物体を検知するもので、クルマの各種安全システムに必要なセンサーの一つ。今回開発した画像センサーは、従来の車線逸脱警報システム(LDW)に加え、自動ハイビーム制御システム(AHB)に必要なセンサー機能も併せて持ったものとなっており、同等の機能を持つ画像センサーとしては世界最小となる。

 さらに今回、画像センサーに搭載されているカメラを白黒からフルカラー化することで、LDWシステムとしては世界各国の様々な色の道路標示に対応可能となり、AHBシステムとしては先行車の尾灯(テールライト)とその他の光源を容易に識別可能となった。

 新たに開発した小型画像センサーは、今年7月から中国を皮切りに、北米、ロシア、中近東などで順次発売されるレクサスESのメーカーオプションとして設定されており、今後も幅広い車種への展開を図っていく。

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