イオンが中国で展開するスーパーマーケット事業に三菱食品と三菱商事が参画

2012年7月13日 18:06

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 イオンと三菱食品及び三菱商事は13日、イオン子会社の3社(マックスバリュ東海、マックスバリュ西日本、マックスバリュ中部)がそれぞれ中国に設立する新会社に、三菱食品と三菱商事が参画することに本日基本合意したと発表した。

 急速な経済成長が進む中国では、都市部を中心に消費者のライフスタイルが大きく変化しつつあり、ワンストップで「安全・安心」な食料品が購入できる利便性の高いスーパーマーケットへのニーズが年々高まっている。このような環境変化をグループの成長の原動力とするべく、イオンは中国におけるスーパーマーケット事業の本格的な展開に向けた準備を進めてきた。

 そして今回、イオングループのスーパーマーケット事業を担うマックスバリュ3社が中国各地域で設立する新会社に、三菱食品と三菱商事が中国での必要な認可を得て出資することを検討していく。これにより、イオングループと三菱食品及び三菱商事が密接に連携してスーパーマーケット事業を中国で展開していく体制を構築していく。

 イオンと三菱商事は、2008年12月に締結した包括業務提携契約のもと、様々な事業領域で協業を進めてきた。中国で初めての合弁事業となる今回の基本合意は、イオングループがこれまで培ってきた小売業のノウハウ、三菱食品のサプライチェーンマネジメント構築力や調達・物流の機能を融合させることにより、中国におけるスーパーマーケット事業を成功させたいという思いが合致したことによるもの。

 今後、イオングループと三菱商事グループは、強固なパートナーシップのもと、成長市場である中国の食品マーケットにおいて、スーパーマーケット事業の展開を加速していく方針。

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