【銘柄診断】アタカ大機はカラ売りが急増し売り長に、仕手相場への醸成が進む

2012年7月11日 16:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アタカ大機 <1978> は7月6日の高値510円からの調整局面を迎えている。7月4日に放射性セシウムを含む灰を処理する技術を開発したと報じられたことをきっかけに急騰してきた。

  ごみを燃やした後に残った焼却灰を溶融して出る廃棄物から放射性セシウムを効率的に分離し、処理後の灰は無害で通常通り埋め立てが可能とされ、復興にからむごみ処理の進展が期待されているもの。

  株価は7月3日の271円をボトムに7月6日の510円まで一気に駆け上がったが、それにつれ信用残も大きく膨らんできた。

  信用売り残は6月29日申込み現在のわずか8000株が7月6日申し込み現在では356万株へ急増している。同じ期間信用買い残は2万1000株から276万株への緩やかな増加にとどまり、結果として大幅な売り長状態となってきた。

  日証金では7月4日の商いから連日逆日歩が発生している。しかも日証金では7月5日から新規売り停止の措置となっており、売り方は援軍が望めない状態にある。

  当面は踏み上げ催促の色合いが強い相場になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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