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住友商事、ジュピターショップチャンネルの株式50%を米ファンドに譲渡
住友商事は22日、同社子会社であるジュピターショップチャンネル(以下、JSC)の株式50パーセントを、米ファンドのベインキャピタルグループが日本国内に設立する特別目的会社に譲渡することを決定し、同日株式売買契約に調印したと発表した。
JSCは、1996年の創業以来一貫して増収を続け、現在では4,000億円の国内テレビ通販市場において約3割のシェアを占める国内最大のテレビ通販事業者となっている。住友商事は、堅実な成長を続けるJSCの事業基盤を強化するとともに、国内市場で培ったノウハウを活かし、高い成長が見込まれる中国・アジア新興国市場への展開を図るなど、企業価値の向上を推進してきた。今回これらの取り組みのより一層の強化と促進のため、事業パートナーとしてベインキャピタルを迎えるという。
ベインキャピタルは、米国・欧州・アジアを中心とした世界各国で総額600億ドル(約5兆円)を超える運用資産を持つ、最大手のプライベート・エクイティ・ファンド。1984年の創業以来、多くのプロフェッショナルが事業運営を現場レベルで支援し、その海外ネットワークを活用した着実な成長戦略で数々の企業を大幅にバリューアップした実績を有している。
住友商事は、引き続きJSCをメディア・ライフスタイル事業部門が掲げる「マルチチャンネル・リテイル戦略」の中核事業と位置付け、JSCを中心とした同社リテイル事業の一層の収益基盤拡充を目指していく方針。これまでJSCが築いた強固な事業基盤に、ベインキャピタルの知見・全世界にわたるネットワーク等を導入することにより、顧客基盤の拡充、コスト競争力の強化、海外展開の促進等、JSCのさらなる企業価値向上を目指す。
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