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電通グループがデジタル事業拡大でシンガポールに新会社設立
記事提供元:エコノミックニュース
電通が、アジア地域を統括する事業会社「電通アジア(電通子会社)」の100%子会社として、シンガポールにデジタルエージェンシー「電通メビウス」を設立し、6月1日より営業を開始すると発表。資本金は約4億円だという。
今回の新会社設立は、東南アジア地域におけるデジタル市場の成長スピードが加速してきたことや、広告会社間の競争が激しさを増してきたことを受け、市場を上回る持続的な成長を目指すためには、デジタル領域を専門とする会社を立ち上げて事業展開していくことが不可欠であると判断したことによるもの。
電通メビウスは、検索連動型広告などパフォーマンスを重視したプランニングやメディアバイイングに対応する「デジタル・メディア」部門と制作・ソーシャル・モバイル・CRMなどに対応する「デジタル・ソリューション」部門をひとつの事業会社に有し、統合・横断的なワンストップ・ソリューション・サービス展開を実施。今後、東南アジアにおける電通グループのデジタル事業の中核的な役割を担い、海外事業統括組織「電通ネットワーク」が事業統括する各国の拠点と連携しながら、グループ全体でデジタル領域における事業拡大を目指す。
シンガポールの第1四半期の実質GDP成長率は、前年比年率9.9%(前年比1.6%)と堅調に伸長している。一方で、シンガポール通貨庁は、今後の景気回復ペースは緩慢になると予想している。デジタル市場の成長スピードの加速を背景として設立された新会社は、もくろみ通りの事業展開をすることが出来るのであろうか。その動向に注目が集まるところであろう。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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