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花王と味の素、健康ソリューションビジネスにおいて事業提携
花王と味の素は29日、“メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)”、および加齢に伴う足腰の骨・関節・筋肉の劣化による歩行障害などの“運動器症候群”の予防・改善を通じて、年齢に関わらずいつまでも活動的な「アクティブシニア社会」実現に貢献することを共通ビジョンと掲げ、健康ソリューションビジネスにおいて事業提携すると発表した。このため、同日、味の素による花王100%子会社のヘルスケア・コミッティー(以下HCC社)への33.4%の出資と役員の派遣を決定し、契約を締結した。なお、出資金額は2億7,000万円。
花王は「アクティブシニア社会実現への貢献」をビジョンとし、これまで中高年の“メタボリックシンドローム”をテーマに生活者研究、ヘルスケア研究、ヘルスケア商品の開発・販売、さらにHCC社が健康保険の保険者に向けて提供する予防プログラム「QUPiO」(クピオ)を通して生活習慣病予防・改善に取り組んできた。
一方、味の素は「グローバル健康貢献企業グループ」をビジョンに掲げ、“健康な生活”の実現に向け、アミノ酸を基盤とした減塩、減糖、減脂などの健康機能価値を持つ食素材・サプリメントの開発・販売、アミノ酸解析による健康診断支援サービス「アミノインデックス」等に取り組んできた。
今回、こうした取り組みを進めている両社がそれぞれの強みを活かすことで、“メタボリックシンドローム”、“運動器症候群”の予防・改善に向けて個人を対象とする総合健康ソリューションを提供し、「アクティブシニア社会」の実現を目指す。
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