楽天とスタイライフが資本業務提携、ファッション分野を強化

2012年5月15日 10:25

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 スタイライフは14日、楽天及びサマンサタバサジャパンリミテッド、並びにバーンデストジャパンリミテッドとの間で、業務・資本提携契約を締結し、また同提携に基づき、親会社、主要株主である筆頭株主、及びその他の関係会社の異動が発生する見込みとなったと発表した。

 スタイライフは、ファッション商品(衣料、雑貨等)を中心に通信販売を行うファッションコマース事業の成長を加速させるため、他社とのアライアンスを戦略の一つとして積極的に検討、実施してきた。一方、国内最大のインターネット・ショッピングモール「楽天市場」を展開している楽天は現在、更なる成長を目指してファッションジャンルでの規模拡大に注力していることから、今回の提携に至った。

 今回の提携により、スタイライフは、楽天の有するサービスやノウハウ、資産を活用することで、新規顧客の集客促進に繋がるものと考えているという。また、楽天においては、スタイライフが有する国内の有力ファッションブランドなどの資産やファッション専業のECビジネスで培ったノウハウを活用することで、ファッションジャンルの規模拡大に繋がると考えられている。
 
 今後、ファッションジャンルの拡充を進める「楽天市場」とスタイライフのインターネット・ショッピングサイトとの連携を図ることで、顧客とファッションブランドの双方にとってより魅力的なマーケットプレイスの構築を進めていく方針。

 なお、資本提携については、スタイライフと楽天は両社の信頼関係をより一層強固なものとし、業務提携をより円滑に進めるべく、楽天がスタイライフ株式6,982株(出資比率32.5%)をバーンデストより取得する予定。

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