【注目の決算発表】日産自動車は業績2ケタ続伸も市場予想を下回り利益確定売りで反落

2012年5月14日 12:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日産自動車 <7201> は14日、20円安の784円まで下げて3営業日ぶりに急反落している。前週末11日大引け後に3月期決算を発表、前期は、昨年11月の上方修正値を上ぶれて増益転換して着地し、今期も2ケタ続伸を予想したが、市場コンセンサスを下回っており、利益確定売りが先行している。

  前期業績は、前々期比7%増収、1%営業増益、0.5%経常減益、7%純益増益となった。グローバル販売台数が、前々期の418万5000台から484万5000台と15.8%拡大して過去最高を記録、為替レートが1ドル=79.1円(前々期実績85.7円)、1ユーロ=109.0円(同113.1円)と円高になったことによる1700億円の減益要因や原材料価格・エネルギー費上昇の1156億円の負担増、1513億円の販売費増加、331億円の研究費拡大などを購買コスト削減2001億円、台数・車種構成変更による増益要因2236億円などで吸収して上ぶれ着地した。

  今期は、グローバル販売台数をさらに535万台と伸ばし、為替レートを1ドル=82円、1ユーロ=105円と想定して続伸、純利益を4000億円(前期比17%増)と予想したが、市場コンセンサスに200億円強未達となる。

  株価は、前期第3四半期業績が減益転換したものの3月通期業績対比で高利益進捗率を示し、これに超円高修正も加わって年初来高値905円まで130円高しほぼ往って来いとなっている。PERは8倍台、PBRは1倍ソコソコと割安であり、綱引きしつつ下値固めが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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