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【外国為替市場を検証:ドル・円相場】ユーロの動向を睨みながら小動きの1週間
【外国為替市場フラッシュ:5月7日~11日のドル・円相場】
■手掛かり材料難の中、ユーロの動向を睨みながら概ね1ドル=79円台後半で小動き
5月7日~11日のドル・円相場は、概ね1ドル=79円40銭近辺~80円10銭近辺のレンジで小動きだった。週末11日の海外市場で終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。
大勢としてはドル売り・円買いが優勢になった流れが継続したが、やや手掛かり材料難となったうえに、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する警戒感が強まったことで、ユーロの動向を睨みながら小動きの1週間だった。
ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末4日(東京市場は休場)の海外市場では1ドル=79円80銭近辺に円が上昇した。アジアおよび欧州の時間帯は東京市場が休場のうえに、米4月雇用統計を控えていたため概ね1ドル=80円台前半で小動きだった。しかし米国の時間帯に入ると、米4月雇用統計で非農業部門就業者数の増加が市場予想を大幅に下回ったことを受けてドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円80銭~90銭近辺だった。
この流れを受けて7日の東京市場では概ね1ドル=79円60銭台~90銭台で推移した。6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けた朝方のドル売り・円買い一巡後はモミ合う展開となった。終盤は1ドル=79円80銭台だった。7日の海外市場では概ね1ドル=79円80銭近辺~80円00銭近辺で推移した。欧州や米国の株式市場が落ち着いた動きだったこともあり、欧州の政局不安に対する過度な警戒感につながらず小動きだった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。
8日の東京市場では概ね1ドル=79円80銭近辺~80円10銭近辺で推移した。午後はドル売り・円買いがやや優勢になったが、様子見ムードも強く終日小動きだった。終盤は1ドル=79円90銭台だった。8日の海外市場では概ね1ドル=79円70銭台~90銭台で推移した。概ね小動きだったが、ギリシャ連立交渉が難航しているためEUとIMFによる支援枠組み崩壊に対する警戒感を強め、リスク回避のドル売り・円買いがやや優勢になる場面もあった。終盤は1ドル=79円80銭台だった。
9日の東京市場では概ね1ドル=79円70銭台~90銭台で推移した。ギリシャ問題への警戒感が強い中、ユーロの動向を睨みながら小動きだった。終盤は1ドル=79円70銭台だった。9日の海外市場では概ね1ドル=79円40銭台~80銭台で推移した。ギリシャ政局不透明感やスペイン国債利回り上昇などでユーロ売りとなった流れが波及し、リスク回避のドル売り・円買いが優勢になった。終盤は1ドル=79円60銭台だった。
10日の東京市場では概ね1ドル=79円60銭近辺~80銭近辺で推移した。今晩のバーナンキ米FRB議長の講演を控え、ユーロの動向などを睨みながら小動きだった。終盤は1ドル=79円70銭台だった。10日の海外市場では1ドル=80円00銭近辺に円が下落した。米新規失業保険申請件数が前週改定値比0.1万件減少したことを受けて、ドル買い・円売りがやや優勢になった。バーナンキ米FRB議長の講演では追加感に関する言及がなく反応は限定的だった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。
11日の東京市場では概ね1ドル=79円70銭台~90銭台で推移した。手掛かり材料難で小動きだったが、午後にはユーロが弱含む流れでドル売り・円買いがやや優勢になる場面があった。終盤は1ドル=79円80銭近辺だった。11日の海外市場では概ね1ドル=79円70銭近辺~80円00銭近辺で推移した。手掛かり材料難の中、ユーロの動向を睨みながら小動きに終始した。米4月卸売物価指数や米5月ミシガン大学消費者信頼感指数に対する反応は限定的だった。終盤は1ドル=79円90銭近辺だった。
ドル・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合の追加緩和策決定で材料出尽くし感が広がり、大勢としてドル売り・円買い優勢の流れとなった。さらに5月4日の米4月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が低水準だったことで、米追加緩和期待のドル売り・円買いが優勢になった流れが継続している。
ただし今週に関しては、6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙の結果を受けて、ユーロ圏債務危機問題の再燃に対する懸念に関心が集中し、手掛かり材料難の中でユーロの動向を睨みながら小動きの1週間となった。当面はこうした状況が続きそうだ。
来週以降のスケジュールとしては、14日のユーロ圏財務相会合、15日の独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、独メルケル首相と仏オランド新大統領の会談、16日の米FOMC議事録(4月24日~25日分)発表、17日の日本1~3月GDP1次速報値、22日~23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議などがあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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