帝人、中国に原糸やテキスタイルの商品開発拠点を新設

　帝人は18日、中国（江蘇省南通市）に原糸やテキスタイルの商品開発拠点「帝人（中国）商品開発センター」を新設すると発表した。総投資額は約20億円。

　テキスタイル生産拠点である南通帝人有限公司（中国・江蘇省南通市）の敷地内に開発センターを新設し、ポリエステル繊維事業としての研究開発機能の充実を図るとともに、現地企業との密な連携により開発を推進することにより、成長市場である中国市場における需要の取り込みを加速していく。

　同商品開発センターでは、当面は衣料用途を中心としたテキスタイルの開発や、中国原糸メーカーとの連携による原糸開発などから活動を開始し、将来的には、自動車、エレクトロニクス、環境対応製品などの産業資材用途にまで開発機能を拡充するとともに、中国化学繊維工業協会との連携により、現地有力企業との共同研究開発センターとしても活用していく方針。