ソニー、アドビシステムズ社とプロフェッショナル映像制作領域で連携強化

2012年4月17日 16:39

印刷

 ソニーは17日、米アドビシステムズ社とプロフェッショナル映像制作領域における連携を強化すると発表した。これまでに構築したXDCAM編集ワークフローに加え、今回、高画質4Kコンテンツ制作ワークフローの構築、制作メタデータの運用によるワークフローの効率化、そしてXDCAM Stationとのインターオペラビリティを推進する。

 ソニーは、新たに4K映像を撮影できるCineAltaカメラF65の映像素材をアドビのノンリニア編集ソフトウェアAdobe Premiere Pro CS6に取り込み、編集を可能とする再生ソフトウェア(DeBayer)を製品化する。同ソフトウェアのリリースは2012年8月を予定しており、F65RAW素材の高画質でのネイティブ編集や、低解像度映像の編集を行えるようになる。

 さらに、ソニーとアドビが2006年以来取り組んできた、XDCAMのワークフローも進化する。「ソニーとアドビは、ニュース素材から映画やドラマなどハイエンドコンテンツ制作まで、ワークフロー効率化に向けた提案を積極的に行っていく」とソニーはコメントしている。

関連記事