【銘柄診断】三菱ケミカルホールディングスは原油高による減額修正に嫌気売り

2012年4月11日 22:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三菱ケミカルホールディングス <4188> は昨年来の安値圏に売り直される低調な足取りだ。

  前2012年3月期の第3四半期累計の決算で営業利益が前年同期比31%減益となったのを踏まえ、前3月期について営業利益が従来の2000億円から1350億円、前期比40%の大幅な減益へ引き下げられたのが響いている。石油化学関連製品等の需要及び市況がこれまでの想定を大きく下回っていることが減額の要因。

  今3月期の4半期ベースの営業利益の推移は第1四半期の598億円をピークにから第2四半期358億円、第3四半期288億円と減少トレンドにある。前3月期をスタートとする5年間を対象とした中期経営計画では、リチウムイオン電池部材など成長事業の拡大と新事業の育成などを進め、最終年度に連結営業利益4000億円を目指す方針だったが、ややスタートでつまづいたニュアンスはぬぐえないようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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